【活用ガイド】

JVNDB-2019-008028

複数の Microsoft Windows 製品のリモートデスクトッププロトコルにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

複数の Microsoft Windows 製品のリモートデスクトッププロトコル (RDP) には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Windows リモートデスクトッププロトコル (RDP) のサービス拒否の脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 10 Version 1803 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1803 for ARM64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1803 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1809 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1809 for ARM64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1809 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1903 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1903 for ARM64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1903 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2019 (Server Core installation)
  • Microsoft Windows Server version 1803 (Server Core Installation)
  • Microsoft Windows Server version 1903 (Server Core installation)

想定される影響

攻撃者により、RDP を使用して標的のシステムに接続し巧妙に細工されたリクエストを送信されることで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-1223
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-1223
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2019年8月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2019-0032
更新履歴

  • [2019年08月23日]
      掲載
  • [2024年06月03日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新