【活用ガイド】

JVNDB-2019-005567

Apache Tomcat におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

The Apache Software Foundation から、Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデートが公開されました。

 * HTTP/2 プロトコルの処理においてリソース制御が適切に行われていない (CVE-2019-10072)
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [JPCERT/CC値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [JPCERT/CC値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.19 まで
  • Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.40 まで

想定される影響

遠隔の第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性の対策版として次のバージョンをリリースしています。

 * Apache Tomcat 9.0.20
 * Apache Tomcat 8.5.41
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-10072
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99826833
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-10072
更新履歴

  • [2019年06月24日]
      掲載
  • [2019年10月01日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2019-10072) を追加