【活用ガイド】

JVNDB-2019-003551

複数の Microsoft Windows 製品のリモートデスクトップ サービスにおけるリモートでコードを実行される脆弱性

概要

複数の Microsoft Windows 製品のリモートデスクトップ サービスには、リモートでコードを実行される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「リモート デスクトップ サービスのリモートでコードが実行される脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 7 for 32-bit Systems SP1
  • Microsoft Windows 7 for x64-based Systems SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems SP2 (Server Core installation)
  • Microsoft Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems SP2 (Server Core installation)
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 for Itanium-Based Systems SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems SP1 (Server Core installation)

想定される影響

認証されていない攻撃者により、RDP を使用して標的のシステムに接続し巧妙に細工されたリクエストを送信されることで、リモートでコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-0708
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-0708
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2019年5月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2019-0023
  4. ICS-CERT ADVISORY : ICSMA-20-049-01
更新履歴

  • [2019年05月20日]
      掲載
  • [2020年02月21日]
      参考情報:ICS-CERT ADVISORY (ICSMA-20-049-01) を追加