[English]
|
JVNDB-2019-000071
|
STAMP 向けモデリングツール STAMP Workbench のインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性
|
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) が提供する STAMP Workbench は STAMP 向けモデリングツールです。
IPA からは、実行形式インストーラおよび Zip 版の2種類の形式で配布されています。
STAMP Workbench の実行形式インストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 東内裕二 氏
|
|
CVSS v3 による深刻度 基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 高
- 完全性への影響(I): 高
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 中
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
|
|
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
- STAMP Workbench の実行形式インストーラ
|
|
インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
|
[実行形式インストーラを使用しない]
当該製品を新規にインストールする場合は、Zip 版を展開する形で行ってください。
開発者によると、STAMP Workbench の実行形式インストーラは、配信停止しているとのことです。
なお、本脆弱性の影響を受けるのは実行形式インストーラの実行時のみのため、アプリケーション本体の実行時には影響を受けません。
|
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
|
- その他(CWE-Other) [IPA評価]
|
- CVE-2019-6019
|
- JVN : JVNTA#91240916
- JVN : JVN#19386781
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-6019
|
|