【活用ガイド】

JVNDB-2018-008979

Cisco ASA および FTD の SIP インスペクション機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアおよび Cisco Firepower Threat Defense (FTD) ソフトウェアの SIP インスペクション機能には、SIP トラフィックの解析処理に問題があり、CPU 負荷が高くなってサービス運用妨害 (DoS) 状態になる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム

次のシステムで、SIP インスペクション機能を有効にしている場合に影響を受けます。

シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア
  • Cisco Firepower Threat Defense ソフトウェア

ASA 機器は、初期状態において SIP インスペクション機能が有効になっています。
想定される影響

細工された SIP トラフィックを解析させられ、サービス運用妨害 (DoS) 状態を引き起こされる可能性があります。
対策

2018年11月2日現在、対策方法は不明です。次のワークアラウンドの実施を検討してください。

*SIP インスペクション機能を無効にする

詳細は Cisco 社のアドバイザリを参照してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-15454
参考情報

  1. JVN : JVNVU#93926212
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-15454
  3. CERT Advisory : CERT/CC Vulnerability Note VU#339704
更新履歴

  • [2018年11月05日]
      掲載
  • [2019年08月27日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-15454) を追加