【活用ガイド】

JVNDB-2018-006512

Apache Struts2 における任意のコードが実行可能な脆弱性

概要

Apache Struts2 には、ユーザ入力の不十分な検証に起因する、任意のコードが実行可能な脆弱性が存在します。
詳細はベンダが提供する情報を参照してください。

なお、本脆弱性の攻撃コードが公開されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Struts 2.3 系列: Struts 2.3.35 より前のバージョン
  • Apache Struts 2.5 系列: Struts 2.5.17 より前のバージョン

想定される影響

遠隔の第三者によって細工されたリクエストを処理することで、アプリケーションの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
本脆弱性の修正を行ったバージョンとして Struts 2.3.35 および Struts 2.5.17 が公開されています。

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  * Struts の設定で namespace の値を設定し、url タグの value および action 値を指定する
  
ただし、Apache Software Foundation はワークアラウンドの実施よりもアップデートの実施を強く推奨しています。
ベンダ情報

Apache Software Foundation 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV18-017
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-11776
参考情報

  1. JVN : JVNVU#93295516
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-11776
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2018-0036
  4. 関連文書 : Semmle Discovers Critical Remote Code Execution Vulnerability in Apache Struts (CVE-2018-11776)
更新履歴

  • [2018年08月24日]
      掲載
  • [2018年11月07日]
       ベンダ情報:日本電気 (NV18-017) を追加