【活用ガイド】

JVNDB-2018-003281

複数の Microsoft Windows 製品の HTTP 2.0 プロトコルスタックにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

複数の Microsoft Windows 製品の HTTP 2.0 プロトコルスタック (HTTP.sys) には、HTTP.sys が巧妙に細工された HTTP 2.0 リクエストを不適切に解析した場合、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「HTTP.sys のサービス拒否の脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1703 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1703 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1709 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1709 for 64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2016 (Server Core installation)
  • Microsoft Windows Server バージョン 1709 (Server Core Installation)

想定される影響

サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0956
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0956
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2018年4月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2018-0016
更新履歴

  • [2018年05月21日]
      掲載