【活用ガイド】

JVNDB-2018-003022

OpenSSL におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenSSL には、PKCS7 などの再帰的定義を持つ ASN.1 型で構築する場合、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu
Debian
  • Debian GNU/Linux
OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.1.0 から 1.1.0g
  • OpenSSL 1.0.2b から 1.0.2n
日本電気
  • NEC エッジゲートウェイ すべてのバージョン
日立
  • Cosminexus HTTP Server
  • Job Management System Partern 1/Automatic Job Management System 3 - Web Operation Assistant
  • JP1/Automatic Job Management System 3 - Web Operation Assistant
  • uCosminexus Application Server
  • uCosminexus Application Server (64)
  • uCosminexus Application Server -R
  • uCosminexus Developer
  • uCosminexus Primary Server Base
  • uCosminexus Primary Server Base(64)
  • uCosminexus Service Architect
  • uCosminexus Service Platform
  • uCosminexus Service Platform (64)

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

過度の再起を伴う悪意のある入力を介して、スタックを超過することで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian OpenSSL Project オラクル 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV18-010
日立
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0739
参考情報

  1. JVN : JVNVU#93502675
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0739
更新履歴

  • [2018年05月09日]
      掲載
  • [2018年06月01日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日本電気(NV18-010) を追加
  • [2018年06月11日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2018-119) を追加
  • [2019年10月11日]
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2019-120) を追加
  • [2021年07月15日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報 (hitachi-sec-2021-121) の更新に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2021-121) を追加