【活用ガイド】

JVNDB-2018-001947

Microsoft Windows 10 および Windows Server バージョン 1709 の Windows Scripting Host における Device Guard セキュリティ機能を回避される脆弱性

概要

Microsoft Windows 10 および Windows Server バージョン 1709 の Windows Scripting Host (WSH) には、メモリ内のオブジェクト処理に不備があるため、Device Guard セキュリティ機能を回避される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Windows のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 10 Version 1703 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1703 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1709 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1709 for 64-based Systems
  • Microsoft Windows Server バージョン 1709 (Server Core Installation)

想定される影響

Device Guard セキュリティ機能を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. セキュリティ機能(CWE-254) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0827
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0827
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2018年2月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2018-0008
更新履歴

  • [2018年03月16日]
      掲載