【活用ガイド】

JVNDB-2018-001009

Microsoft Edge におけるユーザシステムを侵害する情報を取得される脆弱性

概要

Microsoft Edge には、スクリプトエンジンのメモリ内のオブジェクト処理に不備があるため、ユーザシステムを侵害する情報を取得される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「スクリプト エンジンの情報漏えいの脆弱性」として公開しています。

本脆弱性は、CVE-2018-0780 および CVE-2018-0800 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • ChakraCore
  • Microsoft Edge

想定される影響

攻撃者により、ユーザシステムを侵害する情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0767
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0767
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2018年01月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2018-0002
更新履歴

  • [2018年01月19日]
      掲載