【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000116

iOS メール App におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Apple が提供する iOS メール App には、悪意を持って作成された、S/MIME 方式の電子署名付きメールの処理に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 永安 佑希允 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


アップル
  • iOS メール App

想定される影響

悪意を持って作成された S/MIME 方式の電子署名付きメールが、メール一覧に表示された際に、当該アプリケーションがクラッシュし続ける可能性があります。
対策

[iOS をアップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、iOS を最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-4400
参考情報

  1. JVN : JVN#96551318
更新履歴

  • [2018年11月02日]
      掲載