【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000036

Joruri Gw における任意のファイルをアップロードされる脆弱性

概要

サイトブリッジ株式会社が提供する Joruri Gw は、Ruby on Rails 上で動作するグループウェアです。Joruri Gw には、任意のファイルをアップロードされる脆弱性 (CWE-434) が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社神戸デジタル・ラボ 馬場 将次 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイトブリッジ株式会社
  • Joruri Gw Ver 3.2.0 およびそれ以前

想定される影響

当該製品のユーザによって、任意のファイルをアップロードされる可能性があります。
サーバ上で PHP が実行可能になっている場合、PHP ファイルをアップロードされることで、任意の PHP コードを実行される可能性があります。
対策

[サーバ環境から不要な機能を削除する]
当該製品を使用するサーバ環境で PHP を実行する機能が不要な場合、PHP 実行に関するモジュールを削除して必要最低限の機能のみの設定にしてください。

[設定を変更する]
当該製品を使用するサーバ環境で PHP を実行する機能が必要な場合、アップロードされた PHP ファイルが実行されないように web サーバの設定を行ってください。
当該製品の Ver.2.3.1 以降では、インストールマニュアルに次のように記載されています(Apache httpd における設定例)。

#PHPを同じ環境で動かす場合は、以下の記述を追加します。
<Directory "/var/share/jorurigw/public">
php_admin_flag engine off
</Directory>
ベンダ情報

サイトブリッジ株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0568
参考情報

  1. JVN : JVN#95589314
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0568
更新履歴

  • [2018年04月26日]
      掲載
  • [2018年08月30日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0568) を追加