2017 年 11 月 20 日現在、対策方法は不明です。
[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
* システム全体に ASLR の強制を適用する場合、システム全体の bottom-up ASLR も合わせて有効にする
Windows 8 およびそれ以降のシステムでは、次のレジストリ値をインポートすることで、システム全体の bottom-up ASLR ならびに ASLR の強制を有効にできます。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\kernel]
"MitigationOptions"=hex:00,01,01,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00
上記レジストリ値をインポートした場合、既存の設定を上書きすることに注意が必要です。上記レジストリ値のうち、1つめの 01 が ASLR 強制の指定、2つめの 01 が bottom-up ASLR の指定を表します。
また過去には、古いタイプの AMD/ATI ビデオカードのドライバを使用している環境でシステム全体への ASLR 強制を有効にすると、問題が発生することがありました。この問題は、2012年6月にリリースされた Catalyst 12.6 ドライバによって修正されています。
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