【活用ガイド】

JVNDB-2017-002836

複数の OS 上で稼動する Google Chrome の FFmpeg における整数オーバーフローの脆弱性

概要

複数の OS 上で稼動する Google Chrome の FFmpeg には、ChunkDemuxer に関する処理に不備があるため、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 57.0.2987.108 未満 (Android)
  • Google Chrome 57.0.2987.98 未満 (Windows/Macintosh/Linux)

想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工されたビデオファイルを介して、メモリの境界外書き込みを引き起こされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-5048
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-5048
更新履歴

  • [2017年05月01日]
      掲載

公表日2017/03/09
登録日2017/05/01
最終更新日2017/05/01