【活用ガイド】

JVNDB-2017-002651

Microsoft Internet Explorer 10 および 11 における特権の昇格の脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 10 および 11 には、適切にクロスドメインポリシーを適用しない場合、特権を昇格される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11

想定される影響

攻撃者により、1 つのドメインからアクセスした情報を別のドメインに挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-0210
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-0210
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2017年4月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2017-0015
  4. CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog : CVE-2017-0210
更新履歴

  • [2017年04月25日]
      掲載
  • [2024年07月08日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      参考情報:CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog (CVE-2017-0210) を追加