JVNDB-2017-001662
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D-Link DIR-850L にバッファオーバーフローの脆弱性
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D-Link DIR-850L のウェブ管理インターフェースにおける HNAP プロトコルデータの処理には、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
スタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2017-3193
当該製品にアクセス可能な第三者は HNAP_AUTH ならびに SOAPAction ヘッダを細工した POST リクエストを http://[ルータの IP アドレス]/HNAP1/ に送信することでバッファオーバーフローを引き起こし、root 権限で任意のコードを実行することが可能です。初期設定ではリモートでの管理操作は無効となっており、攻撃は LAN 側インタフェース経由に限られます。
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
- 攻撃元区分: 隣接
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 高
- 完全性への影響(I): 高
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 8.3 (危険) [IPA値]
- 攻撃元区分: 隣接
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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D-Link Systems, Inc.
- DIR-850L ファームウェア バージョン 1.14B07
- DIR-850L ファームウェア バージョン 2.07.B05
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その他のファームウェアバージョンも本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
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当該製品にアクセス可能な第三者によって、root 権限で任意のコードを実行される可能性があります。
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2017年3月10日現在、対策方法は不明です。
開発者からは本脆弱性の公開とともにベータ版のファームウェアアップデート (1.14B07 h2ab BETA1 および 2.07B05 h1ke BETA1) がリリースされていますが、このベータ版ファームウェアを適用することが本脆弱性の適切な対策となるかは不明です。
リリース
https://support.dlink.com/ProductInfo.aspx?m=DIR-850L
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Flash Seats, LLC.
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- スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121) [IPA評価]
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- CVE-2017-3193
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- JVN : JVNVU#98628696
- JVN : JVNVU#99822187
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-3193
- US-CERT Vulnerability Note : VU#305448
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- [2017年03月13日]
掲載
- [2018年03月14日]
参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2017-3193) を追加
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