【活用ガイド】

JVNDB-2017-001401

Cisco TelePresence MCU ソフトウェアのカーネルのプロプライエタリデバイスドライバにおける任意のコードを実行される脆弱性

概要

Cisco TelePresence Multipoint Control Unit (MCU) ソフトウェアのカーネルのプロプライエタリデバイスドライバは、フラグメント化された IPv4 または IPv6 パケットの再アッセンブルの際、不正なサイズ検証に関する処理に不備があるため、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuu67675 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.3 (1.68)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.4 (3.42)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.3 (2.18)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.3 (2.30)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.3 (2.32)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.5 (1.45)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.5 (1.55)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.4 (3.49)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.4 (3.54)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.4 (3.57)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.4 (3.67)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.5 (1.85)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.5 (1.72)
  • Cisco TelePresence MCU ソフトウェア 4.5 (1.71)

想定される影響

攻撃者により、Passthrough コンテンツモードでコンテンツを受信するポートに巧妙に細工された IPv4 または IPv6 フラグメントを送信されることで、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-3792
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-3792
更新履歴

  • [2017年02月10日]
      掲載