【活用ガイド】

JVNDB-2016-008659

PHP の /ext/phar/phar_object.c における任意のコードを実行される脆弱性

概要

PHP の /ext/phar/phar_object.c には、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-6833 に対する修正が不完全だったことに起因する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


SUSE
  • SUSE Linux Enterprise Module for Web Scripting
  • SUSE Linux Enterprise Software Development Kit
The PHP Group
  • PHP 7.0.7
  • PHP 5.6.x

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報をご確認ください。
想定される影響

リモートの攻撃者により、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SUSE レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4473
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4473
更新履歴

  • [2017年07月06日]
      掲載