【活用ガイド】

JVNDB-2016-007712

NTP におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

NTP には、mode7 が有効になっている場合、サービス運用妨害 (ntpd の中止) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


NTP Project
  • NTP 4.3.92 未満の 4.3.x
  • NTP 4.2.8p7

想定される影響

リモートの攻撃者により、unconfig 命令文で同じ IP アドレスを複数回使用されることで、サービス運用妨害 (ntpd の中止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

NTP Project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2516
参考情報

  1. JVN : JVNVU#91176422
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2516
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#718152
更新履歴

  • [2017年03月13日]
      掲載