【活用ガイド】

JVNDB-2016-007326

Little CMS の cmstypes.c の Type_MLU_Read 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Little CMS (別名 lcms2) の cmstypes.c の Type_MLU_Read 関数には、重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 8.0
Little CMS
  • Little CMS
openSUSE project
  • openSUSE Leap 42.1
日立
  • Cosminexus Developer's Kit for Java(TM)
  • Hitachi Application Server
  • Hitachi Application Server for Developers
  • Hitachi Developer's Kit for Java
  • uCosminexus Application Server
  • uCosminexus Application Server (64)
  • uCosminexus Application Server Standard-R
  • uCosminexus Application Server Enterprise
  • uCosminexus Application Server Standard
  • uCosminexus Client
  • uCosminexus Developer
  • uCosminexus Developer Professional
  • uCosminexus Developer Standard
  • uCosminexus Service Architect
  • uCosminexus Service Platform
  • uCosminexus Service Platform (64)

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工された ICC プロファイルを伴う画像を介して、境界外ヒープ読み取りを誘発されることで、重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Little CMS openSUSE project 日立
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-10165
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-10165
更新履歴

  • [2017年02月23日]
      掲載
    [2017年10月30日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2017-131) を追加