【活用ガイド】

JVNDB-2016-007038

TrueCrypt および VeraCrypt などの製品のインストーラにおける管理者権限で任意のコードを実行される脆弱性

概要

TrueCrypt、VeraCrypt およびその他の製品のインストーラは、信頼できない検索パスを持っているため、管理者権限で任意のコードを実行され、DLL ハイジャック攻撃を実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IDRIX
  • VeraCrypt 1.17-BETA 未満
TrueCrypt Foundation
  • TrueCrypt 7.2
  • TrueCrypt 7.1a

想定される影響

ローカルユーザにより、"アプリケーションディレクトリ" のトロイの木馬の DLL を介して、管理者権限で任意のコードを実行され、DLL ハイジャック攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IDRIX
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼性のない検索パス(CWE-426) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1281
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1281
  2. 関連文書 : Executable installers are vulnerable^WEVIL (case 20): TrueCrypt's installers allow arbitrary (remote) code execution and escalation of privilege
更新履歴

  • [2017年02月08日]
      掲載