【活用ガイド】

JVNDB-2016-007029

PHP の ext/phar/phar.c の phar_parse_pharfile 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の ext/phar/phar.c の phar_parse_pharfile 関数には、一つずれエラー (Off-by-One error) により、サービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 7.0.15 未満の 7.0.x
  • PHP 5.6.30 未満

想定される影響

リモートの攻撃者により、ミスマッチのエイリアスを持つ巧妙に細工された PHAR アーカイブを介して、サービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界条件の判定(CWE-193) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-10160
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-10160
更新履歴

  • [2017年02月07日]
      掲載