【活用ガイド】

JVNDB-2016-006609

OpenSSH の sshd の authfile.c における重要な秘密鍵の情報を取得される脆弱性

概要

OpenSSH の sshd の authfile.c は、バッファのコンテンツ上の realloc の効果を適切に考慮しないため、重要な秘密鍵の情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 7.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、特権分離された子プロセスへのアクセスを利用されることで、重要な秘密鍵の情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD Slackware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 鍵管理のエラー(CWE-320) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-10011
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-10011
更新履歴

  • [2017年01月16日]
      掲載