【活用ガイド】

JVNDB-2016-006552

Pivotal RabbitMQ および RabbitMQ for PCF における既存のユーザ名/パスワードのペアで MQTT 接続認証が成立する脆弱性

概要

Pivotal RabbitMQ および RabbitMQ for PCF には、既存のユーザ名が提供されたが接続リクエストからパスワードが削除されている場合、ユーザ名/パスワードのペアで MQTT (MQ Telemetry Transport) 接続認証が成立する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Pivotal Software, Inc.
  • RabbitMQ 3.5.8 未満の 3.x
  • RabbitMQ 3.6.6 未満の 3.6.x
  • RabbitMQ for PCF 1.5.20 未満の 1.5.x
  • RabbitMQ for PCF 1.6.12 未満の 1.6.x
  • RabbitMQ for PCF 1.7.7 未満の 1.7.x
日立
  • Hitachi Configuration Manager
  • Hitachi Device Manager
  • Hitachi Infrastructure Analytics Advisor

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

既存のユーザ名が提供されたが接続リクエストからパスワードが削除されている場合、ユーザ名/パスワードのペアで MQTT (MQ Telemetry Transport) 接続認証が成立する可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Pivotal Software, Inc. 日立
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なアクセス制御(CWE-284) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-9877
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-9877
更新履歴

  • [2017年01月11日]
      掲載
  • [2018年06月19日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2018-120) を追加