【活用ガイド】

JVNDB-2016-006508

Red Hat Enterprise Linux などの Linux 実装の sudo のデフォルト設定における情報漏えいの脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux およびその他の Linux 実装の sudo のデフォルト設定には、情報漏えいの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 7)

想定される影響

readline を使用する制限されたプログラムへの sudo アクセス権を持つローカルユーザにより、INPUTRC を介して、sudo によって提供される昇格された特権を持つ特別にフォーマットされたファイルからコンテンツを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7091
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7091
更新履歴

  • [2017年01月06日]
      掲載