【活用ガイド】

JVNDB-2016-006496

Oracle MySQL およびその他のデータベースにおける権限を取得される脆弱性

概要

Oracle MySQL、MariaDB、Percona Server、および Percona XtraDB Cluster には、競合状態により、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.0 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB 5.5.52 未満
  • MariaDB 10.0.28 未満の 10.0.x
  • MariaDB 10.1.18 未満の 10.1.x
Percona
  • Percona Server 5.5.51-38.2 未満
  • Percona Server 5.6.32-78-1 未満の 5.6.x
  • Percona Server 5.7.14-8 未満の 5.7.x
  • Percona XtraDB Cluster 5.5.41-37.0 未満
  • Percona XtraDB Cluster 5.6.32-25.17 未満の 5.6.x
  • Percona XtraDB Cluster 5.7.14-26.17 未満の 5.7.x
オラクル
  • MySQL 5.5.52 未満
  • MySQL 5.6.33 未満の 5.6.x
  • MySQL 5.7.15 未満の 5.7.x
  • MySQL 8.0.1 未満の 8.x

想定される影響

特定の権限を持つローカルユーザにより、MyISAM テーブルを修復するための REPAIR TABLE による my_copystat の使用を利用されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. Percona オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6663
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6663
更新履歴

  • [2017年01月05日]
      掲載