[English]
|
JVNDB-2016-005802
|
Microsoft IME における任意の DLL 読み込みに関する脆弱性
|
Microsoft Windows に同梱された Microsoft IME には、DLL ファイルの処理に問題があり、Windows Defender などのアプリケーション起動時に Microsoft IME が有効化されるタイミングで、特定のレジストリキーに登録された DLL ファイルが実行される脆弱性が存在します。このレジストリキーは初期設定では存在せず、また、一般ユーザの権限で作成可能です。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 吉川 孝志 氏
|
|
CVSS v3 による深刻度 基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 高
- 完全性への影響(I): 高
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.1 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 高
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
|
|
マイクロソフト
- Microsoft IME
- Microsoft Windows 10 for 32-bit Systems
- Microsoft Windows 10 for x64-based Systems
- Microsoft Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems
- Microsoft Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems
- Microsoft Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems
- Microsoft Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems
- Microsoft Windows 7 for 32-bit Systems SP1
- Microsoft Windows 7 for x64-based Systems SP1
- Microsoft Windows 8.1 for 32-bit Systems
- Microsoft Windows 8.1 for x64-based Systems
- Microsoft Windows RT 8.1
- Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems SP2
- Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems SP2 (Server Core インストール)
- Microsoft Windows Server 2008 for Itanium-based Systems SP2
- Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems SP2
- Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems SP2 (Server Core インストール)
- Microsoft Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems SP1
- Microsoft Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems SP1
- Microsoft Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems SP1 (Server Core インストール)
- Microsoft Windows Server 2012
- Microsoft Windows Server 2012 (Server Core インストール)
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
- Microsoft Windows Server 2016 for x64-based Systems
- Microsoft Windows Server 2016 for x64-based Systems (Server Core インストール)
- Microsoft Windows Vista SP2
- Microsoft Windows Vista x64 Edition SP2
|
|
ユーザ自らが、細工された DLL ファイルを攻撃者の意図する場所に配置し、さらにその場所を特定のレジストリキーに登録した場合、Microsoft IME を有効化するアプリケーションを起動した際に任意のコードを実行される可能性があります。
|
[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、アップデートを適用してください。
本脆弱性は、2016年11月8日にリリースされた MS16-130 で修正されています。
|
マイクロソフト
|
- その他(CWE-Other) [IPA評価]
|
- CVE-2016-7221
|
- JVN : JVN#21627267
- JVN : JVNTA#91240916
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7221
- IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年11月)
- JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0046
|
- [2016年11月11日]
掲載
[2017年07月07日]
タイトル:内容を更新
概要:内容を更新
CVSS による深刻度:内容を更新
影響を受けるシステム:内容を更新
想定される影響:内容を更新
対策:内容を更新
CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
参考情報:JVN (JVN#21627267) を追加
参考情報:JVN (JVNTA#91240916) を追加
|