【活用ガイド】

JVNDB-2016-005681

Botan の特定のパディングオプションを持つ RSA 暗号解読における平文に復元される脆弱性

概要

Botan の特定のパディングオプションを持つ RSA 暗号解読には、平文に復元される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、"OAEP サイドチャネル" 攻撃と呼ばれています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Botan project
  • Botan 1.11.29 以上 1.11.33 未満

想定される影響

十分なクエリを与えられた検出可能なタイミングチャネルを介して、平文に復元される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Botan project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-8871
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-8871
更新履歴

  • [2016年11月04日]
      掲載