【活用ガイド】

JVNDB-2016-004832

Oracle MySQL およびその他のデータベースにおける任意の構成を作成される脆弱性

概要

Oracle MySQL、MariaDB、Percona Server には、任意の構成を作成され、特定の保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB 10.0.27 未満の 10.0.x
  • MariaDB 10.1.17 未満の 10.1.x
  • MariaDB 5.5.51 未満
Percona
  • Percona Server 5.5.51-38.1 未満
  • Percona Server 5.6.32-78.0 未満の 5.6.x
  • Percona Server 5.7.14-7 未満の 5.7.x
オラクル
  • MySQL 5.5.52 まで
  • MySQL 5.6.33 までの 5.6.x
  • MySQL 5.7.15 までの 5.7.x

想定される影響

ローカルユーザにより、my.cnf の設定に general_log_file を設定されることで、任意の構成を作成され、特定の保護メカニズムを回避される可能性があります。

また、この問題は、malloc_lib を設定されることで、root 権限での任意のコードの実行に悪用される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. Percona オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6662
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6662
  2. 関連文書 : MySQL-Exploit-Remote-Root-Code-Execution-Privesc-CVE-2016-6662
更新履歴

  • [2016年09月26日]
      掲載
    [2016年11月22日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - October 2016) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - October 2016 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (October 2016 Critical Patch Update Released) を追加