【活用ガイド】

JVNDB-2016-004156

Mozilla Firefox における同一生成元ポリシーを回避される脆弱性

概要

Mozilla Firefox には、同一生成元ポリシーを回避され、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング (UXSS) 攻撃を実行される、または任意のファイルを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 48.0 未満
  • Mozilla Firefox ESR 45.3 未満の 45.x

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工された HTML ドキュメントおよびショートカットファイルを同一のローカルディレクトリ内に配置されることで、同一生成元ポリシーを回避され、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング (UXSS) 攻撃を実行される、または任意のファイルを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2016-80
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2016-80
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
  2. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5265
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5265
更新履歴

  • [2016年08月08日]
      掲載