【活用ガイド】

JVNDB-2016-003829

Oracle MySQL の MySQL Server および MariaDB における Server: Parser に関する脆弱性

概要

Oracle MySQL の MySQL Server および MariaDB には、Server: Parser に関する処理に不備があるため、機密性、完全性、および可用性に影響のある脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM PowerKVM
MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB
オラクル
  • MySQL 5.5.49 およびそれ以前
  • MySQL 5.6.30 およびそれ以前
  • MySQL 5.7.12 およびそれ以前
  • Oracle Linux

想定される影響

ローカルユーザにより、情報を取得される、情報を改ざんされる、およびサービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM MariaDB Corporation Ab. オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3477
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3477
更新履歴

  • [2016年07月26日]
      掲載
    [2016年09月06日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:MariaDB Corporation Ab. (MariaDB 5.5.50 Release Notes) を追加
      ベンダ情報:MariaDB Corporation Ab. (MariaDB 10.1.15 Release Notes) を追加
      ベンダ情報:MariaDB Corporation Ab. (MariaDB 10.0.26 Release Notes) を追加
    [2016年11月09日]
      タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      CVSS による深刻度:内容を更新
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:IBM (T1024168) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Advisory - July 2016 - Oracle CVRF) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Linux Bulletin - July 2016) を追加