【活用ガイド】

JVNDB-2016-002956

Cisco UCS Invicta アプライアンスおよび Invicta スケーリングシステム上で稼動する Cisco UCS Invicta における暗号保護メカニズムを破られる脆弱性

概要

Cisco UCS Invicta アプライアンスおよび Invicta スケーリングシステム上で稼動する Cisco UCS Invicta は、異なるカスタマのインストールに同一のハードコードされた GnuPG 暗号鍵を使用するため、暗号保護メカニズムを破られる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCur85504 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco UCS Invicta C3124SA アプライアンス 4.3
  • Cisco UCS Invicta C3124SA アプライアンス 4.5
  • Cisco UCS Invicta C3124SA アプライアンス 5.0.1

Cisco UCS Invicta スケーリングシステム上で稼動する Cisco UCS Invicta の上記バージョンも、本脆弱性の影響を受けます。
詳細は cisco-sa-20160524-ucs-inv をご確認ください。
想定される影響

第三者により、Autosupport サーバへのネットワークトラフィックを傍受され、他のインストールの鍵情報を利用されることで、暗号保護メカニズムを破られる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1404
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1404
更新履歴

  • [2016年06月01日]
      掲載