【活用ガイド】

JVNDB-2016-002352

Perl における子プロセス内で Taint 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Perl には、子プロセスの Taint 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 7.0
  • Debian GNU/Linux 8.0
The Perl Foundation
  • Perl

想定される影響

攻撃者により、envp の重複した環境変数を介して、子プロセスの Taint 保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian The Perl Foundation オラクル ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2381
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2381
更新履歴

  • [2016年05月02日]
      掲載
    [2016年10月26日]
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBNS03635) を追加
    [2016年11月17日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - July 2016) を追加