【活用ガイド】

JVNDB-2016-001933

Windows 上で稼動する WildFly のサーブレットフィルタ制限のメカニズムにおける重要なファイルを読まれる脆弱性

概要

Windows 上で稼動する WildFly (旧 JBoss Application Server) のサーブレットフィルタ制限のメカニズムには、不完全なブラックリストにより、(1) WEB-INF または (2) META-INF ディレクトリの重要なファイルを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • WildFly 10.0.0.Final 未満 (Windows)

想定される影響

第三者により、(a) 小文字または (b) "意味のない (meaningless)" 文字を含むリクエストを介して、(1) WEB-INF または (2) META-INF ディレクトリの重要なファイルを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0793
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0793
更新履歴

  • [2016年04月05日]
      掲載