【活用ガイド】

JVNDB-2016-001907

MIT Kerberos 5 の kadmind の LDAP KDB モジュールにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の kadmind の LDAP KDB モジュールの plugins/kdb/ldap/libkdb_ldap/ldap_principal2.c の process_db_args 関数は、DB 引数を誤って処理するため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 1.13.4 まで
  • Kerberos 1.14.1 までの 1.14.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、プリンシパルを変更する巧妙に細工されたリクエストを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3119
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3119
更新履歴

  • [2016年03月29日]
      掲載