【活用ガイド】

JVNDB-2016-001761

Mozilla Firefox における同一生成元ポリシーを回避される脆弱性

概要

Mozilla Firefox は、IFRAME Resource Timing API の時間の可用性を適切に制限しないため、同一生成元ポリシーを回避され、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-7207 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 45.0 未満

想定される影響

第三者により、ブラウザセッションの復元後に history.back および performance.getEntries コールを利用する巧妙に細工された JavaScript コードを介して、同一生成元ポリシーを回避され、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2016-29
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2016-29
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1967
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1967
更新履歴

  • [2016年03月18日]
      掲載