【活用ガイド】

JVNDB-2016-001380

Microsoft Office 2007 における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Office 2007 には、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2007 SP3

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Office ドキュメントを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-015
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-015
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0055
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0055
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年2月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0007
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-009,011,012,013,014,015,016,017,018,019,020,021,022)(2016年02月10日)
更新履歴

  • [2016年02月12日]
      掲載