【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000127

Android ブラウザにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Android 4.3 およびそれ以前のバージョンでは、Android OS の既定のウェブブラウザとして Android ブラウザ (アプリの表示名は「ブラウザ」、AOSP Stock Browser と呼ばれることもあります) が提供されています。Android ブラウザには、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社FFRI 村上純一 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Google
  • Android ブラウザ 2.1
  • Android ブラウザ 2.2

想定される影響

細工されたパケットを受信することで Android ブラウザがクラッシュする可能性があります。
対策

[Android ブラウザを使用しない]
該当するバージョンの Android ブラウザを使用しているユーザは、使用を停止してください。
ベンダ情報

KDDI ソフトバンク株式会社 株式会社NTTドコモ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#09470233
更新履歴

  • [2016年08月05日]
      掲載