【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000113

Apache Strutsにおける入力値検証の回避の脆弱性

概要

Apache Software Foundation が提供する Apache Struts は、Java のウェブアプリケーションを開発するためのソフトウェアフレームワークです。Apache Struts を使用して開発された Web アプリケーションには、入力値検証の回避の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 寺田 健 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.6 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Struts 2.3.20 から 2.3.28.1 まで

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。 Apache Struts 1 への影響の有無は不明です。 なお、Apache Struts 1 は、2013年4月5日付けでサポート終了 (EOL) が宣言 されています。
想定される影響

遠隔の第三者によって、ユーザが意図しない操作をさせられたり、外部の URL にリダイレクトされたり、細工されたデータを登録されたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation レッドハット 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV22-005
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4431
参考情報

  1. JVN : JVN#45093481
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4431
更新履歴

  • [2016年06月20日]
      掲載
    [2016年08月03日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-4431) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (Bug 1348252) を追加
  • [2022年08月09日]
      ベンダ情報:日本電気 (NV22-005) を追加