【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000091

H2O における解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性

概要

H2O は、オープンソースのウェブサーバソフトウェアです。H2O には、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [ベンダ値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [ベンダ値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


奥 一穂
  • H2O バージョン 1.7.2 およびそれ以前

想定される影響

細工されたパケットを受信することで、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

奥 一穂
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4817
参考情報

  1. JVN : JVN#87859762
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4817
更新履歴

  • [2016年05月27日]
      掲載
    [2016年06月23日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-4817) を追加
      ベンダ情報:奥 一穂 (h2: use after free on premature connection close #920) を追加