【活用ガイド】

JVNDB-2015-007058

Xen におけるホスト OS のカーネルメモリの初期化されていない領域から重要な情報を取得される脆弱性

概要

Xen には、ホスト OS のカーネルメモリの初期化されていない領域から重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-0777 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、メモリおよび I/O デコーディング制御ビットが有効化されないことで、ホスト OS のカーネルメモリの初期化されていない領域から重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8553
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8553
更新履歴

  • [2016年04月20日]
      掲載