【活用ガイド】

JVNDB-2015-004866

Linux 上で稼動する Mozilla Firefox の gfx/2d/DataSurfaceHelpers.cpp における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux 上で稼動する Mozilla Firefox の gfx/2d/DataSurfaceHelpers.cpp は、32 ビットの色深度の表面を作成後、16 ビットの色深度の表面を表示する際に Cairo ライブラリを使用するため、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 41.0 未満 (Linux)

想定される影響

第三者により、2D 描画を誘発する CANVAS 要素を使用されることで、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2015-107
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2015-107
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4512
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4512
更新履歴

  • [2015年09月28日]
      掲載