【活用ガイド】

JVNDB-2015-004462

RubyGems におけるリクエストを任意のドメインにリダイレクトされる脆弱性

概要

RubyGems は、gem をフェッチする、または API リクエストを生成する際、ホスト名を検証しないため、リクエストを任意のドメインにリダイレクトされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、DNS ハイジャック攻撃と呼ばれています。

本脆弱性は、CVE-2015-3900 に対する修正が不完全だったことによる問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


RubyGems
  • RubyGems 2.0.17 未満の 2.0.x
  • RubyGems 2.2.5 未満の 2.2.x
  • RubyGems 2.4.8 未満の 2.4.x

想定される影響

第三者により、元のドメイン名が末尾に付加されているドメインを含む巧妙に細工された DNS SRV レコードを介して、リクエストを任意のドメインにリダイレクトされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

RubyGems オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4020
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4020
  2. 関連文書 : Trustwave SpiderLabs Security Advisory TWSL2015-009
更新履歴

  • [2015年08月28日]
      掲載
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加