【活用ガイド】

JVNDB-2015-003446

Mozilla Firefox および Thunderbird のマイクロタスク実装の CSPService::ShouldLoad 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Mozilla Firefox および Thunderbird のマイクロタスク実装の CSPService::ShouldLoad 関数には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-416: Use-after-free (解放済みメモリの使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/416.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 39.0 未満
  • Mozilla Firefox ESR 38.1 未満の 38.x
  • Mozilla Thunderbird 38.1 未満

想定される影響

第三者により、Content Policy に基づき、DOM オブジェクトの削除を誘発されるクライアント側の JavaScript を利用されることで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2015-63
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2015-63
オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2731
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2731
更新履歴

  • [2015年07月09日]
      掲載
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加