【活用ガイド】

JVNDB-2015-002663

Mozilla Firefox の nsThreadManager::RegisterCurrentThread 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Mozilla Firefox の nsThreadManager::RegisterCurrentThread 関数には、競合状態により、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (解放済みメモリの使用 (Use-after-free) およびヒープメモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 38.0 未満

想定される影響

第三者により、シャットダウン時の不適切な Media Decoder Thread の作成を利用されることで、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (解放済みメモリの使用 (Use-after-free) およびヒープメモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2015-53
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2015-53
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2715
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2715
更新履歴

  • [2015年05月15日]
      掲載