【活用ガイド】

JVNDB-2015-002264

Microsoft Windows Server 2012 R2 上で稼働する Active Directory フェデレーションサービスにおけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2012 R2 上で稼働する Active Directory フェデレーションサービス (AD FS) は、ログオフアクションを適切に処理しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Active Directory フェデレーション サービスの情報漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール) 上の Active Directory フェデレーション サービス 3.0
  • Microsoft Windows Server 2012 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 3.0

想定される影響

第三者により、無人のワークステーションを利用されることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-040
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-040
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1638
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1638
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年4月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0009
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-032,033,034,035,036,037,038,039,040,041,042)(2015年04月15日)
更新履歴

  • [2015年04月16日]
      掲載