【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2015-000138

baserCMS におけるアクセス制限不備の脆弱性

概要

baserCMS は、オープンソースのコンテンツ管理システムです。システムにログインしたユーザが、細工したリクエストを送信することで、他のユーザの設定を変更できる脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 馬場 将次 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


baserCMSユーザー会
  • baserCMS 3.0.7 およびそれ以前

想定される影響

ユーザが設定した登録項目が、権限のない他のログイン済みのユーザによって任意の値に変更される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

[修正パッチを適用する]
バージョン 3.0.0 から 3.0.7 向けに、本脆弱性に対する修正パッチが提供されています。詳しくは修正パッチの適用方法を参照してください。
ベンダ情報

baserCMSユーザー会
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5640
参考情報

  1. JVN : JVN#04855224
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5640
更新履歴

  • [2015年09月30日]
      掲載
    [2015年10月07日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-5640) を追加