【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2015-000069

Apache Sling の Sling API コンポーネントおよび Servlets Post コンポーネントにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

The Apache Software Foundation が提供する Apache Sling はオープンソースのウェブアプリケーションフレームワークです。
Apache Sling に含まれている API コンポーネントおよび Servlets Post コンポーネントには、エラーページや処理完了ページ生成処理に起因するクロスサイトスクリプティングの脆弱性 (CWE-79) が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ディー・エヌ・エー 森 槙悟 氏、杉山 俊春 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Sling API バージョン 2.2.0 およびそれ以前
  • Apache Sling Servlets Post バージョン 2.1.0 およびそれ以前

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、該当コンポーネントを対策済みのバージョンにアップデートしてください。
開発者の情報によると、次のバージョンで対策が行われています。
・Apache Sling API 2.2.2
・Apache Sling Servlets 2.1.2
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2944
参考情報

  1. JVN : JVN#61328139
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2944
更新履歴

  • [2015年05月27日]
      掲載
    [2015年06月04日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-2944) を追加