【活用ガイド】

JVNDB-2014-005810

Fedora などの製品で使用される OpenSSH サーバにおけるローカルログインを強制する認証要求を回避される脆弱性

概要

Fedora および Red Hat Enterprise Linux で使用される OpenSSH サーバには、Kerberos 環境で稼働している場合、リモート認証されたユーザが別ユーザの .k5users ファイルにリストされている場合、別ユーザとしてログインされ、ローカルログインを強制する認証要求を回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-287: Authentication Issues (不適切な認証) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/287.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、別ユーザとしてログインされ、ローカルログインを強制する認証要求を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9278
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9278
更新履歴

  • [2014年12月10日]
      掲載
    [2015年05月12日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0425) を追加