【活用ガイド】

JVNDB-2014-003780

Windows 上で稼働する Adobe Reader および Acrobat におけるサンドボックス保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Windows 上で稼働する Adobe Reader および Acrobat には、サンドボックス保護メカニズムを回避され、その結果、特権付きコンテキストでネイティブコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


アドビ
  • Adobe Acrobat X (10.1.11) 未満の 10.x
  • Adobe Acrobat XI (11.0.08) 未満の 11.x
  • Adobe Reader X (10.1.11) 未満の 10.x
  • Adobe Reader XI (11.0.08) 未満の 11.x

想定される影響

攻撃者により、サンドボックス保護メカニズムを回避され、その結果、特権付きコンテキストでネイティブコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビ 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0546
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0546
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Adobe Reader および Acrobat の脆弱性対策について(APSB14-19)(CVE-2014-0546)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0033
  4. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Reader および Adobe Acrobat のセキュリティ修正プログラムについて(2014年08月13日)
  5. CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog : CVE-2014-0546
更新履歴

  • [2014年08月14日]
      掲載
  • [2024年07月04日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      参考情報:CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog (CVE-2014-0546) を追加